【不審者レポ⑫】事件を抱えて生きる。それでも前を向いて幸せになる権利がある




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事件から5年たった今

あの不審者の侵入事件から5年がたち、旦那との間に娘もできた私たち。

フラッシュバックは前回話したあの一回きりで、あれ以来ない。

でも、自分の中にまだ犯人がいるとわかってしまった以上、いつフラッシュバックしてもおかしくない怖さが生まれました。

それでも私は伝えることをやめたくない

そんなフラッシュバックに恐怖を感じながらも、私は事件の事をためらいなく友人たちとシェアした。

こういう事件の事、被害者ベースでタブーにしたくなかったからです。

そして聞いてもらう事で、心の中に隠れてるあの日の私自身に「大丈夫だよ、あなたが恥じる事ではない」と言いたいのかもしれない。

世の中にはもっとひどい事をされても意欲的に講演活動などをしていらっしゃる方もいるし、逆に(一般的にみて)これより軽い刑罰の被害でも誰にも言えずに一人で抱え込んでいる方もいる。

だから被害の大きさや抱えている痛みは、単純に起きた事件の大きさとかでは計り知れない。測っちゃいけないと思う。

それをたくさんの人に知ってほしいと思います。

被害者一人ひとり、捉え方は違う

一重に「被害者」とまとめられがちだが、被害者だって多種多様で捉え方だって全く違う。

たとえ同じような事件・被害にあった方でも、その対処に求める形は全然違う

慰めてほしい人もいれば、一緒に怒ってほしい人もいるし、何も言わずに放っておいてほしい人もいる。

私の場合は「可哀想」と言われるのがつらかったです。それは弱者に向けた言葉だと思ったから。

私自身は少なくとも犯人に負けたなんて思ってないし、むしろこの事件を通して強くなった。

「可哀想」なんて言葉で片づけられたら、そんなみじめな事はない。

そんなこじらせてる私ですが、いかなる場合でも「一時の性欲」のために何の罪のない人の人生をめちゃくちゃにしていい権利なんて誰にもないという事を伝えたいです。

その瞬間、犯人だけがいい思いをするかもしれませんが、その一瞬の快楽のために、被害者は一生苦しみ続けることになります。

私なりの伝え方で

前に記述した通り、世の中には私よりひどい被害にあっても講演会とかで意欲的に活動して世の中に伝えている方がたくさんいらっしゃいます。

私にはそんなスキルも力もないけれど、誰もが体験するようなことじゃないからこそ自分のできる方法で伝えていこうと思い筆をとりました。

SNSやDMを通してたくさんの人の言葉をいただき、とても励みになれました。

「笑っちゃいけないことだと思いますが、戦闘中の漫画笑いました」というコメント、とっても嬉しかったです!

暗い体験記だと、経験していない方は読むのもつらいと思います。

体験してない人が呼んでくれるような体験記が書きたくてかなりコミカルに描いてるので(というか私がそうでしか書けないw)、私の漫画においては大いに笑っていただいて構いませんし、それが嬉しいです。

こういう事件を「タブー」ではなく真剣に向き合える世の中になれば、声も出せず泣いている人たちも少しは減らせるのかな…と思います。

ここまで長々読んでいただきありがとうございます!

窓から不審者レポの全編はこちらから!

窓から知らない人が入ってきた話 その1
窓から知らない人が入ってきた話 その2
窓から知らない人が入ってきた話 その3
窓から知らない人が入ってきた話 その4
窓から知らない人が入ってきた話 その5
窓から知らない人が入ってきた話 その6
窓から知らない人が入ってきた話 その7
窓から知らない人が入ってきた話 その8
窓から知らない人が入ってきた話 その9
窓から知らない人が入ってきた話 その10
窓から知らない人が入ってきた話 その11
窓から知らない人が入ってきた話 その12←今ココ

出産・育児についてやレポなど、子育て世代の気になることを記事にしていきます。

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6 件のコメント

  • SECRET: 1
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    私の友人がFacebookにシェアしていたので、そこから来て読ませていただきました。
    貴重な体験のシェア、ありがとうございます。
    いろいろ、考えさせていただきました。
    1つ、お伝えしたいことがあります。
    このシリーズ、おそらくカテゴリが「窓から」だと思いますが、
    10話から「未分類」になっているように思います。
    「窓から」のカテゴリの記事数は9ですが、12話まであるようなので。

  • SECRET: 1
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    初めまして!
    Twitterで窓から~を読ませていただいてここにたどり着きました。
    私も以前19時頃、マンションの前の道を歩いていたとき、後ろからの気配を感じ道端によけたら痴漢に合いました。
    裾の長いガウチョをはいていたのですが、一瞬何が起きたのか分かりませんでした。
    状況が理解できた頃には怒りで、回り道をして犯人を追いかけようとしましたが、相手は男、足の速さで負けて追いつけず帰宅しました。
    帰宅してから、だんだんと恐怖などからどうしていいのか分からず110番。
    警察の方からいろいろと話しを聞かれ、夜も遅くなったので帰りは警察の覆面パトカーに乗せて送ってもらいました。
    その帰り道、二人の男性警察官の方が同乗していたのですが、一人の方は気を紛らわせようと全然関係の無い話しをしてくれてとても救われましたが、もう一人の方には「なんで夜に一人で外歩くかな?」と責めぎみに言われました。
    一人暮らしで、彼氏もいない私が一人で19時以降外を出歩く方が悪いと言われているようで、とても傷ついたことを覚えています。
    それ以降、私も後ろを歩く人の気配が怖く、後ろを振り返りながらの生活です。
    この話について、周りにいる身近な友だちを不安にさせないように、犯人を追いかけたことを明るくネタのように話すことで、誰かの危険意識につながればと思い話しをしています。
    しかし最近、月1回ほどでよく集まるメンバーの男友達に、「ダイエットで今から(21時)でも外歩いてきたら?」と言われ、その経験を話すことで、夜道を一人で歩くことが怖いと説明したつもりでした。
    そこで返ってきた言葉が、「強姦じゃなくてよかったね」でした。
    この一言に、私はとても傷つきました。たしかに、被害の程度は小さいですが、それ以上に心に残った傷や恐怖心はそんな軽い物ではありません。
    筆者さんの訴えにとても共感してしまい、長い私の経験までコメントとして書いてしまいすいませんでした。
    こういった被害は一度の出来事が、一生被害を受けた側を傷つけていきます。
    筆者さんの決死の告白が、これから被害に合うかもしれなかった人を助けることになりますように。
    長文になって申し訳ありませんでした。
    これからも、応援しています!

  • SECRET: 1
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    あなたが生きていて本当によかった。
    この漫画を読んでいてやっとわかった。
    私は怖いんです。
    いつかあなたのようにフラッシュバックするときが来るのではないか、あのときのように全力で抵抗して逃げ切れるのか。
    そうできなかったとき、あの日私は負けたことになってしまう。
    私は抵抗して逃げ切れた。反撃できた。だから勝った。それだけが心の支えだったのかもしれません。被害者になると加害者以外の人間からも無駄に傷つけられる。傷ついたら負けなんです。だから親にも警察にも言わなかったんです。
    それが嫌でプライベートでは最低限しか異性と接触したくないんです、きっと。
    本当は勝ち負けの問題ではないのだけれど。
    少しだけ自分に向き合えた気がします。ありがとうございました。

  • SECRET: 1
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    私は20代学生です。オキさんの「窓から〜」の漫画を拝見して、私の感じたことをお伝えしたく、コメントいたします。
    私は最近、買い物から帰る途中で、知らない男性に声をかけられ、ついて来られた事がありました。その人は私が買い物をしたスーパーに居合わせた客で、「お姉さん綺麗だね」「いい脚、いい尻」などと言われながら、後ろをついて歩いてきました。今思い返せばナンパのようなものだったのかも知れませんが、自分の身体について言われたことや、ガタイが良く強面だった事から恐怖でパニックになり、近くの別なスーパーへ逃げ込みました。声をかけられ、少しの距離をついてこられただけでしたが、私にとっては恐ろしい経験でした。家に帰宅した後、私は悔しくて泣きました。声をかけられ、身体的なことを言われ、ついてこられた事が、女性=自分(男性)より弱いもの、と思われているから、そのように声をかけられたのだと思ったためです。それ以来、20代後半以上の男性が怖くなり、何気ない生活の中ですれ違うだけで恐怖でこわばったり、気軽に外に出られなくなりました。寝ていても、男性が家に不法侵入したり、襲ってきたりするのに大声が出ない、助けが呼べない、という夢を見るようになりました。この経験を恋人や母にしても、「気にするな、堂々としてろ」と言われるばかりでした。確かにくよくよしてばかりはいけないし、正しいとは思うのですが、なんとなく心にモヤがかかったままでいました。
    そんな時にオキさんの経験を拝見しました。私の経験は、一般的に見て軽い被害、被害とも言えない経験だったかもしれません。被害妄想と思われるかも…と思って、一番近い人にしか言えませんでしたし、言ってもモヤモヤが残るばかりで、なんだかんだでひとりで噛み砕こうとしていました。オキさんが漫画を通して伝えてくださった事で、きっと誰かの心に届いたと思います。私はそう信じています。私のモヤモヤした思いがオキさんのこの漫画で、とても解消されました。オキさんの漫画を読んで、静かに隣で背中をさすってもらえた気持ちがしました。それと同時に、私が知らないだけで、きっと多くの人が同じような思いをしてるのだと思いました。最近、me too 運動が起こっていますよね。せっかくこのような運動が起こりはじめたのだから、「女だから〇〇だ」「男だから●●だ」という考えは、無くなって欲しいです。どちらが強い立場、弱い立場とかいう思いが、何となく心の中で定着してる世の中が、せっかく変わりつつあるのですから、よりイコールな世の中になることを祈ります。私もそのような行動や、寄り添う心を持ちます。
    長文で、大変申し訳ございませんでした。
    オキさん、ありがとうございます。

  • SECRET: 1
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    涙が出ました。同じような経験をしました。警察に言うことも、家族に詳しく言うことも、笑い話にすらできませんでした。でも同じ境遇の人がいて、結婚して、幸せになれることを知ってほっとしました。

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