彼氏登場
真夜中の調査も終わり、もう続きは明日警察署で被害届出しながら話しましょうという事になった現場。
もう調査は終わりですが、一人になるのは不安でしょうと彼氏を呼んでくれました。
実は彼氏は警察に通報後すぐに車で駆けつけてくれたんですが、捜査中は関係者以外立入り禁止という事だったので外で待機してくれていたんです。
そんな彼氏を電話で呼び、刑事さんと対面。

刑事さんに彼も一緒にお礼を言ってくれて、今後のフォローなどについていろいろ刑事さんからレクチャーしていただいた。
そのまま部屋の中から警察ご一行を見送り、やっと二人になった。
緊張の糸

正直刑事さんたちが帰っていって彼氏と二人になったら、私は今まで溜めてきたであろう恐怖とかが溢れて泣いてしまうだろうと思っていた。
事件から数時間。目まぐるしく状況が変わり続けて落ち込む間も泣く間もなかった。ここで初めて涙が出るかもしれない。そう思った。
が。

生きててくれて本当によかった…
なぜかここで彼氏号泣。
ちょっと予期していなかったので私も焦ってフォロー。

あなたは何も悪くないんだから…むしろ感謝してるよ…
フォローに徹する私。完全に持ってかれた感。
私の涙もひっこむわ。

辛くない?気持ち悪くない??
思い返せば、彼氏の立場も結構スリリングだなぁと思った。
電話口で彼女が強姦被害にあいそうになってて、それを途中で強制切断されて何が起こっているかわからなくなって。
隣にいたなら行動できるけど、電話口では止めることもできないし。大切な人の身に危険が迫っているのが分かるのに助けてあげられないのは想像できないほどつらい。
それに私としても。
この時彼氏が泣いてくれたから私は泣かずにいられたけど、もしここで私が泣いていたら無意識に「犯人に負けた」と自分で感じてしまったかもしれない。
負けず嫌いな私の代わりに彼が泣いてくれたことで、私は心を乱すことなく今を生きていられてるのかなと思う。
まさかの少女漫画展開
で、私は相変わらず危機感足りないタイプの人間なので話をややこしくさせる。



彼氏の表情が明らかに怒りに変わった。

ああ。怒るところはそこなのか。




こんな危ないところには1度だって帰らせん!!


はい、怒りに任せてとんでもないこと言います。

予定より早いけど、幸せにするから
ちょっと。
ちょっとちょっと!!(ザ・たっち風)
まさかのプロポーズですか?コレ。もうよくわからないんですが。
それがうちの旦那のプロポーズになりました。
マンガや文として書き起こすとなんか少女漫画みたいで感動的に見えますが、実際はかなりシュールな空気感でした。
戦場とかした荒れたワンルームに、うさぎの走り回るシャカシャカ音をBGMにして。
その後の引っ越しも病院も彼が全て手伝ってくれて、横にいてくれた彼。
正直今となって腹立たしい事の方が多い毎日を送ってますが、この時支えてくれたことを忘れないようにしないといけないなと思い生きてます。
不審者レポもまだ続くので、引き続き下のリンクから飛んでいただけると嬉しいです!
窓から不審者レポの全編はこちらから!
窓から知らない人が入ってきた話 その1
窓から知らない人が入ってきた話 その2
窓から知らない人が入ってきた話 その3
窓から知らない人が入ってきた話 その4
窓から知らない人が入ってきた話 その5
窓から知らない人が入ってきた話 その6
窓から知らない人が入ってきた話 その7
窓から知らない人が入ってきた話 その8
窓から知らない人が入ってきた話 その9←今ココ
窓から知らない人が入ってきた話 その10
窓から知らない人が入ってきた話 その11
窓から知らない人が入ってきた話 その12
夜遅くまで、ありがとうございます。