ママが働き始めるという事の難しさ
私は妊娠するまで、中小企業のシステム会社で働いていました。
IT関連と聞くと「社蓄ですか」的に聞かれますが、私がいた会社においては自分の仕事さえ計画通りに進んでいれば定時で帰ることもできた可能だったので、業界比で言えば比較的ホワイトだったと思います。
それでもシステム切り替えは深夜だし、時期によっては泊まり込み作業も徹夜作業もありました。
少ない女子社員という事もあり展示会関連の仕事もあったので、東京出張なんかも頻繁にありました。
同時期に妊活をしていましたが、
これじゃあ妊娠できねぇと思い退社を決意。
もともと「妻には働いてほしくない」と言っていた旦那と一緒の職場だった為、やりにくくってやりにくくって…
働くなら違う会社にしよう、いつ妊娠してもいいように契約期間の短い派遣を探そう、と思っていました。
その矢先に、妊娠発覚。
当たり前ですが妊婦を雇う会社もないので、専業主婦の身で、妊娠・出産をしました。
ママ就活について何にも考えてなかった
妊娠が分かった時はもう嬉しくて、先の事なんて考えていませんでした。
もちろん「働きながら妊娠出来たら、産休・育休とれたのになぁ、惜しかった」くらいは思いましたけど、そもそもあの仕事をしていたら妊娠できていなかったかもしれないので、それについては納得していました。
出産して、子供が落ち着いたらまた同じような職種ではたらけたらいいなぁ~なんて、そんな風に軽く考えていました。
でも、ママが子持ちで就活するという事がどれだけ過酷なのかわかっていなかったんですね。。
やる気だけではママ就活はうまくいかない
独身時代、正直そこまで就活に苦戦したことがなく(上をみてないから)、まあやる気さえあれば何とかなるだろ。と思っていました。
それが出産して子持ちになった途端。
やる気だけではどうにもならねぇ問題にぶち当たったのです。
子持ちで就活するという4つの試練
子供を持つ女性が就活する際に、独身時代にはなかった悩みを抱えることになります。
- 保育園入れないと仕事できない問題
- 2人目いつ作るの問題
- そもそも子持ちは嫌われる問題
- 世間の目はまだ冷たい問題
ざっと思いついただけでもこれだけあります。
そしてひとつひとつ闇が深いです。
ちょっと掘り下げていきましょう!
保育園入れないと仕事できない問題
これは本当に闇。何年か前に「保育園落ちた日本しね」というワードがはやりましたが、本当にママが働く上で保活は切っても切れない問題です。
働こう!とおもって就活しても「保育園いれてから出直してくれ」と言われ、それならばと保活をしても「仕事をしていないと入園は絶望的」といわれる。
どないせいっちゅうねん。
まさに「ニワトリが先か卵が先か」です。
2人目いつ作るの問題
これは出産前はあまり問題視していなかったのが盲点です。
「子供は2人欲しい、2歳違いでほしいな」とかなんとなく考えてましたが、
なんとなくじゃダメだった。
というのも、正直子供が1歳半くらいになるとすこーしだけ余裕が出てきて「あれ、働き出すなら今じゃない?」って気持ちを持てるようになりました。
でも!その時期から働き出したら、2人目はいつ産むの。という壁。
当たり前ですが、2歳違いとか3歳違いで2人目ほしいならそのタイミングで1から働き出すのは結構難しい。(職場復帰は大いにできます、あくまで1から就職の場合)
二人目がいつできてもおかしくないor妊活中に就職するというのは、職場からしても自分としてもリスキー。
もういっそ、2人目を生み終えてから就活するしかないんじゃない?!とさえ思えてきます。
そもそも子持ちは嫌われる問題
これはむしろ出産前の方がリアルに感じれますが、あくまで職場目線で言えば子持ち女性の戦力はやや落ちる。
出張もいけないし、残業もできないし、第一仕事優先はできない。当たり前ですが。
それがわかるから、いろいろと強気にいけません。独身時代「残業できます出張できます」で通してきた自分としては、なんとも心細い就活です。
世間の目はまだ冷たい問題
働くお母さんって私が子供のころにはすでにたくさんいて、もうすっかり定着してると思っていたんですが、やっぱり「まだ赤ちゃんなのに保育園に預けて働くなんてかわいそう」という言葉は結構降り注ぎます。
まだこんな化石みたいな人いるんだ^^;思ってても黙っとけよと思いましたが、どうやら一定数いるようです。
でもこれ、逆の立場も一緒なんですよね。専業主婦やってた時は「働きなよ、昼何してるの」的な事いう人もめちゃくちゃいました。個人的にはこっちの方がきつかった。
どの道でも批判がどうせあるなら、自分がやりたい方を優先させた方がいいと思います。
働く事をあきらめていたけど
以上の理由により、現状はまだまだ専業のママが仕事につくまでにはたくさんの乗り越えなきゃいけない壁があります。
家族が協力的ならいろいろ助かりますが、すべての人が理解を得られるわけではありません。
働きたい。でも子供も大事。
子供が一番大事だから、自分の働きたいという気持ちにはいったん保留をかけていました。
でも本当は、私も働きたかった。
(結構続きます!見ていただけると嬉しいです!)
「一歳の子供抱えて就職レポ」の全編はこちら!
【ママ就活①】1歳の子供抱えて就職 ~働きたくても働けない~←今ココ
【ママ就活②】1歳の子供抱えて就職 ~ハローワークでの出会い~
【ママ就活③】1歳の子供抱えて就職 ~パートでも育休とろう~
【ママ就活④】1歳の子供抱えて就職 ~働くために保育園探し~
【ママ就活⑤】1歳の子供抱えて就職 ~背中を押した母の言葉~
【ママ就活⑥】1歳の子供抱えて就職 ~保活が先か、就活が先か~
【ママ就活⑦】1歳の子供抱えて就職 ~いざ、面接!!~
【ママ就活⑧】1歳の子供抱えて就職 ~何が一番大切なのか~
【ママ就活⑨】1歳の子供抱えて就職 ~まさかの合格通知~
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